衣替えとコインランドリー

桜が散り4月も後半となり、ゴールデンウィークも間もなくという時期になりました。春らしい陽気も増えてきており、ゴールデンウィークには衣替えをされる方も多いのではないでしょうか?今回は衣替えとこれからの梅雨の季節にお世話になる機会が増えるコインランドリーについて調べてみました。

 

先ずは「衣替え」ですが、こちらは日本独自の文化となるようです。四季がはっきりしている日本だから根付いた風習ともいわれています。衣替えの歴史は古く、平安時代の宮中行事から始まったようです。基本的には毎年6月1日と10月1日を基準に行われることが慣行だったようですが、温暖化や、最近では「クールビズ」が浸透してきたことで、より早めに夏服仕様になり、より遅めに冬服仕様になっているように思えます。学校の制服やビジネスマンの服装から統一感がある為、切替わりが一斉に行われているように見られますが、通常は数週間掛けて徐々に行うことが多いようです。

 

そしてコインランドリーですが、こちらは1930年代のイギリスで発祥し、その後アメリカでコイン式の全自動洗濯機が開発されて以降急速に発展したようです。日本では昭和40年代後半位から急速に普及したようです。現在は全国に約57,000店舗あります、相当な数ですね。それもここ数年の伸びが大きいようです。

理由としては、「男女雇用機会均等法以降の共働き世帯の増加」と考えられています。特に2014年頃~2019年までの間に、共働き世帯の上昇率が急激に高まっています。2014年の約1,077万世帯が、5年後の2019年には約1,245万世帯と、実際に約168万もの共働き世帯が増加しています。こうなれば男女共に家事負担の軽減を考えますよね。最近では毛布や布団なども対応する大型のものや、靴、ペットの洋服など家庭用の洗濯機では洗えないものも気軽に洗うことが出来るようになっています。

そして、やはり洗濯だけではなく乾燥機の働きが強力です。特に大都市圏では浴室乾燥などが付いている物件が増えて来ていても、やはり梅雨の季節や、そもそも室内に洗濯物を干す場所の確保であったり、近年増加している花粉症や黄砂を避ける意味でも、乾燥機の需要は非常に高いものとなっています。

 

最近のコインランドリーは他の施設と併設されるケースもあり、古くは銭湯の他、最近ではコンビニエンスストアやガソリンスタンド、高速道路のパーキングエリア、パチンコ店などに併設されている場合もあるようです。それらのケースでは、人の目が多い事から盗難被害に遭い難いだけで無く、待ち時間も有効に使うことが出来ます。

ちなみに、私がよく利用するコインランドリーは終了時刻を自動音声の電話でお知らせしてくれます。日常で利用するものほど、技術の進化も目覚ましいですね。

 

横浜税理士法人

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