低山登山
職員歴約30年、私の年齢になると一般的には子育てから解放されているようで同級生は購入したバイクの入荷待ちだったり、趣味の自転車でとんでもない距離を走っていたり、何か生活感のない優雅そうな生活を送っていたりと楽しそうです。
流行りの低山登山で西東京方面の山に登り、ふもとで入浴や乾杯をしたかったのですがコロナ禍もあり実現していません。体力確認の予行演習に以前テレビ番組でタレントさんが地元の町を一望できる低山に登っていた様子が、景色の良さから記憶に残っていたので、真似てみました。
観光地の駅を駅前のタワー側に出て、有名ラーメン屋さんにお客さんがいっぱい並んでいるのを横目にどんどん歩き。川に出たら河川敷をひたすら歩きます。さすが観光地だけあって歴史ある河川敷はきれいに整備されていて景色もよく歩くのが楽しいです。
対岸まで飛び石をつかって渡ることができます。大人も跳ねます。河川敷で多くの鳥との接近遭遇を楽しみ、さらにずんずん川が二股になるところまで歩くと河川敷から道に上がり右方向に進みます。歴史ある学校があります。みなさん楽しいキャンパスライフを送っているのでしょう。うらやましい限りです。目指す山が見えています。
有名なお寺さんの裏手からゆるやかな傾斜を登っていき、しばらくするともも上げが必要な段々が続きます。運動不足の身体には厳しい段です。マスクをしていたので息苦しいです。
華やかな軽登山ウェアに身を包んだ同世代以上の登山客がぱらぱらと行きかいます。近所の学生さんでしょうか余裕で駆け上がってく方や外国人旅行者もお見かけします。みなさま体力があるのか辛そうではありません。すれ違い時に交わす山のあいさつコンニチワーで息苦しさがMAXになります。人の気配がすると低山でのバテバテを悟られないよう息を整え、さりげなく微笑みながらコンニチハーのあいさつを交わします。
登山も約半分とおぼしきお地蔵さんのいらっしゃるポイントで切株に腰かけ、少し休憩をとります。再び歩き始めるときれいでまっすぐな石の階段が150段ほど続き、先に進むと緩やかな傾斜を丸太などの木材で整えている段になりました。
すこしたくさんの人の気配がすると右手側の視界が開けます。絶景です。
腰かけて景色を楽しむと駅や川など歩いてきた町並みが一望でき、40分前後の登山でここまで見えてしまうのかと驚きました。じっくり景色を楽しみ、駅で買ったシンプルな菓子パンを食べ小腹を満たしました。最高です。
このあと山頂まで20分ほど歩き、頂上まで来たという満足感も得られました。下りのコンニチハーは余裕で交わすことが出来ました。登山ストックを利用すると幅広い世代の方が比較的楽に上ることが出来そうです。
一日に約3万歩を歩きお尻の筋肉痛になりましたが、心地よく楽しいいひと時を過ごすことが出来ました。
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