世界の夏休み

 8月のど真ん中、お盆休みを満喫されている方も多いのではないでしょうか。今年は特に猛暑日が続いており、なかなか通勤や通学、暑さゆえの寝苦しさ等日々の生活に苦労を感じる場面も多くあるかと思います。子供の頃は1月以上に渡る夏休みを過ごすことが出来ましたが、社会人となってからはそのように長期の夏休みを取ることは難しいのが今の日本の当たり前となっています。それでは、海外の夏休みや休日とはどれほどの期間となっているのでしょうか?

体系別に見ていきましょう

 日本は文化と慣習(所謂「お盆休み」)を沿うように取得するというのが特徴のように感じます。日本の「連休」に関しては、年末年始、ゴールデンウィーク、夏季休暇と大きなもので3つ挙げられますが、基本的には所謂「祝日」に合わせるのが特徴です。そしてあまり知られていないことですが、実は祝日の数では日本は世界でもトップ(年によりますが)の国なのです。「皆で平等に決まった時期に休もうよ」という感じが見て取れます。

 ヨーロッパ各国は国の労働法等の法律に基づいて休暇の取得が義務付けられています。さすがヨーロッパです、休暇を取ることは「義務」です。というのも、ヨーロッパの主要国の祝日は実は日本の半分程の国が多いのです。長期休暇を取っているイメージが非常に強いですが、有給休暇を利用しており、もちろん各人毎の自己申告であり、上司や同僚との仕事の調整をきちんとした上での長期休暇を取ることが一般的なようです。

 アジアアフリカは企業独自の色を出して各社に任されており、日本と同じくアジアの中国圏の国々はそもそも祝日が多いことも特徴のようです。


ヨーロッパ各国 

・イギリス…すべての企業に対して、すべての社長に最低でも年に4週間の休暇取得が法律で義務付けられている
・ドイツ……有給休暇は30日程
・フランス…休暇期間は長く4~5週間の休日を取り、事務所が1か月閉店することもある

アメリカ・カナダ

・アメリカ…年間有給日数は労働法に休暇の項目はなく休暇の取り方は企業によりけりであり、子供の学校の休みに合わせて6月中旬から9月初旬に取得することが多い
・カナダ……通常の休暇は1~2週間程、祝日と有給休暇の複合での取得が多い

 上記を総合すると、各国で祝日と有給休暇を併せた休日の取り方がありますが、ヨーロッパ各国は有給消化率ほぼ100%であるのに対し、日本の有給消化率はまだ50%程です。合計の日本の年間休日日数は主要先進国でもトップ10には入っています。意外とちゃんと休めているのですね。



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